【 木地箸 三郎右衛門 について 】
いらっしゃいませ
【箸への思い】
幼少期の頃、父から箸の持ち方で叱られた記憶が有ります。食事をとおして親が子に授けた躾(食育)のひとつであったのだと、今となっては大変感謝しております。そんな親から受継いだ大切な気持ちをいつまでも日本人の心の中に残したいと思う気持ちは、年を重ねるごとに強くなって行きました。日本人の食生活には無くてはならない『箸』、日本の文化を支える『箸』そんな拘りのある箸を、先祖から受け継がれた好奇心旺盛とトコトン追求する探究心を求めて漸くここに木地箸 三郎右衛門が完成いたしました。
素材へのこだわり
本当に珍しい天然木「特に瘤、縮杢」を世界中から一つ一つ厳選し材料としました。
作りへのこだわり
蝦夷指物士が一膳、一膳、全くの手作りで箸頭から箸先迄を丁寧 に削りだしました。
形へのこだわり
日本古来からある丸、三角、四角ではなく、親指人差指中指、の三本の指にしっくりと
収まり食べ物を確かに掴む事が出来る、五角、六角、八角の三種削りに拘りました。
仕上げへのこだわり
甘にゅうオイルと日本蜜蜂 の蜜蝋を一膳、一膳丁寧に塗込みながら仕上げました。
箸形司へのこだわり
日本古来の形に拘った箸と同じく世界で唯一無二の箸箱を用意しました。
手作りの持つ素晴らしさをご堪能下さい。
小説家村井弦斎は「小児には育よりも、智育よりも、躰育よりも食育が先。躰育、育の根元も食育にある。」と記述しております。
そんな日本人の食を思う心に拘りを持ち、心を込めた箸一膳を手にして素材の温もりと共にお客様に贈り出したいと思います。